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2020/04/20 17:10

こんにちは。

ご覧いただきありがとうございます!

私は、ヴィンテージアイテムを使って、耳飾りをメインに製作しております、MoMo(モモ)の加藤と申します。


今回は、ここ最近おうちで過ごす時間が長いみなさまへMoMoより「時間旅行」へのお誘いです。



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本旅行先は195060年代後半、場所は現在の西ドイツやチェコ。日本でいうと、ちょうど、みんな大好きチキンラーメンが発売され始めた頃です。(え、わかりづらい?)


現在では洗濯機の登場や、重み、割れやすいといった、その扱いづらさにより需要が減ってしまいましたが、当時の西ヨーロッパやアメリカではガラス製のボタンが多く生産され、市場に出回っていました。



現代の私たちにとってボタンとは実用性のために存在するもので、手工芸品としてはあまりピンとこないかもしれません。

(何を隠そう、私も数年前までそうでした)


しかし、かつて職人たちの手によって丁寧に製造されたボタンはとても美しく、お洋服の主役として君臨していてもまったく不思議ではない、デザイン性の高いものがたくさんあります。


かの有名な、20世紀を代表するファッションデザイナー、ココシャネルも、服作りにおいてボタンの存在をとても重要視していたのだとか。大切なファッションアイテムだったのですね。



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さて、本日の主役であるボタンは、ムーングロウボタンと呼ばれ、直訳で合っているのかどうか自信はありませんが、日本語にすれば月光ボタンです。














(下段が本日の主役)


ガラスボタンを作る工程はいくつも種類がありますが、こちらはサテンガラスと呼ばれる素材に、透明なガラスを重ねて作られているのだそう。形はドーム状で、正面から見ると、どこか不思議な奥行きを感じるのはその作り方ゆえかもしれません。

数あるガラスボタンの種類の中でも特に美しく、個人的にも超お気に入りです。


今までいくつかのムーングロウボタンをみましたが、どれもつるんとした見た目が、可愛らしくも美しいものばかり。正直、手放したくありません、、いつも葛藤です。

(とはいいつつ、本当に美しいので見て、着けてほしい…)


また、ボタンには、キャッツアイのような縦模様が表れるのも特徴です。実はコレクターも多く、ボタンというよりは、もはやジュエリーの一つとして扱われても違和感のないくらい、とてもとても魅力的なボタンなのです。



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(この写真の中のピンクもムーングロウボタン)



丁寧に作られたガラスボタンは、一つ一つ模様に違いがあったり、微妙に大きさや形が異なるものも多いです。


長く眠っていた小さなヴィンテージアイテムですが、それぞれがみせる表情に個性があり、ただ眺めているだけで50年以上前の美しさと、手作業で作られた温かみを現代で感じることができるのが、また、いいところ。


他にも、その当時はどのような時代だったのか、なにが流行っていたのか、どのような人が生きていたのか、1つのボタンをきっかけに過去の時代に想いを馳せて歴史を感じると、より愛着がわいてきます。



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と、ここまでヴィンテージボタンと、そのMoMo的楽しみ方をつらつら綴ってきましたが、なぜ耳飾りに加工しているのか。


楽しいから、元々が趣味だから、などいろいろありますが、そのうちの一つにあるのが、ボタンとしては使いづらくなってしまったアイテムも、耳飾りとしてなら、現代に生きる私たちが気軽にコーディネートに取り入れることができる、です。



ところで、ここまで読んで、時間旅行については、もしかしたらわかってくださった方もいらっしゃると思いますが、(何を言いたいのか全くわからないという方は、もうしばしお付き合いを…)タイトルの”お気に召すまま”とはなんぞや。という方も多いことでしょう。



そちらは耳飾りのタイトルでした。


(え、気づいてました?)


こちらは先に書いた通り、メインはムーングロウボタンです。50年前のものではありますが、元々のボタンのデザインを生かして全体的にブラウンのトーンとクリア感でまとめておりますので、お洋服も選ばず着用できるのではないかと。


ちょっとレトロな雰囲気もファッションに取り入れたらもう、数百倍は可愛いと思います。


また、大きさもボタンは18mm、全体の長さが5cmと耳馴染みがいいサイズ感。パールでエレガントな要素も取り入れていて、お呼ばれの席や結婚式のファッションにもおすすめです。


(着用イメージ※イヤリング)



と、突然宣伝を挟みましたが、(笑)


このように、ボタンだけでも十二分に美しいものも、耳飾りにしたらもっと気軽に、使いやすく、毎日でも使えるアイテムになるかな!もし気に入ってくださる方がいるのならば!なんて、そんな理由と思いで日々作っています。



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かなり長くなってしまっているのでそろそろ締めなければ。



ユーザーでもあり、作り手でもある私は、ただただ美しいものに魅了され、手元のアイテムとともに気軽に過去へ時間をさかのぼりながら未来へ向けて、耳飾りづくりを楽しんでいます。



いわゆるこれが、MoMo時間旅行



このボタンを作った職人さんは、未来で、しかもヨーロッパから遠く離れた日本に住む人間の手によって、将来耳飾りとして新たに息を吹き込まれ、どなたかのお洒落をお手伝いすることを予想できたでしょうか。


答えはノーでしょう。


(いや、ないとも言い切れないかもしれないけど、雰囲気的にここはノーだ。ひゅ〜)


(このネタ通じてほしい…!)



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ここ最近は、先の見えない毎日を送らざるを得ない私たちですが、なにかお洒落をする以外に耳飾りを楽しむ方法はないかと思い、今回このような記事を書いてみました。暇つぶしになる何かを提案できないかと(笑)土日に予定を作れず、暇を持て余している友人がヒントになったことは言わないでおこう…



気軽に、何の心配もなく外出できる未来への楽しみの一つに、例えば、この”お気に召すまま”が加わって、せめて今は眺めて、あるいはうちの中で着けて楽しんでいただき、お暇なときは、簡単に過去へ想いを馳せる”時間旅行”をしていただければ。



大変な状況下ですが、無力な私はこれくらいしかできないので。外に出る以外にも耳飾りを楽しんでいただけたら…と、思います。



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どうでもいい情報ですが、そんな私も家ですっぴんのままお気に入りを着けて、なにかがおかしい気はしつつも自己満足しています。


たとえ肌はカバーされていなくても、唇は色を失っていても、顔はむくんでいても、髪は変な結び方でも、こんな状況ですし、鏡を見たときに、耳飾りの部分だけクローズアップして心が弾めばいいのです。ええ、ええ。

(言い聞かせ)(写真なんてアプリ様様)



どうかどうかご自愛くださいませ。



それでは!

長文にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。



MoMoではこの他にも、ムーングロウボタンはもちろん、ヴィンテージアイテムを使用した耳飾りをお取り扱いしておりますので、

よろしければ、更なる”旅行”アイテムをお求めに、遊びにいらしてください♡

心よりおまちしております!



ご覧いただき本当にありがとうございました!


MoMo 加藤